2015年5月15日金曜日

浅草三社祭り

浅草三社祭が5月15日から開催しました


江戸時代末までは浅草神社と浅草寺が一体となったお祭りでした。

お祭りも3月だったので江戸っ子はお神輿だけでなく桜も同時にみれていたかもしれないですね

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神輿の前はまず、お囃子とともに太鼓が・・・。

この年、私がよく担がせてもらっていた地域では一の宮だということで、例年よりも熱気がすごかったです。


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太鼓の次は天狗です。


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神輿が近づくと同時に、人!人!人!だらけ・・・

もう押されて押されて、まったく担げません

しかも怒声や罵声が飛び交う始末で・・・本当怖いです

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半被をきても担げるのはほんの数分。

担ぐなら最初からいい位置にいないとなかなか難しいです。




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見るなら浅草寺の付近が一番熱気がすごいのでおススメです


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近くまで訪れたなら、宮だしされた後もみると感慨深い気持ちになります


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夜は夜景も綺麗です。

私のお勧めは日曜日。

ぜひお祭りに訪れてみてはいかがでしょうか

2015年4月13日月曜日

イースター

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今日4月12日はキリスト教の東方正教会ではイースター

キリストが復活したお祝いです。クリスマスもお祝いしますが、このイースターも盛大にお祝いします

この復活祭は毎年異なり、カットリックやプロテスタントの西方教会はまた違う日に行われます。(先週の4月5日でした。)

イースターと言えばうさぎと色を付けた卵なのですが、この卵は
ゆで卵です

カトリックは太陽暦、東方正教会のギリシア正教は太陰暦を使用しているので、たいていイースターの日が1週間~2週間違うのですが、たまに同じ日になることがあります。

2010年の4月4日が同じ日でした。

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ルーマニアのたまごに色をつけるもの。
レトロで味があり可愛いです。ざらざらのわら半紙みたいな紙質。
温かみがあります


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ゆで卵はゆでてから、ごろごろと転がして色を付けていきます。
たまごの色は赤、黄色、緑、紫、青、マーブルなど思い思いに色を付けられますが、特に多いのは赤い色

赤色はキリストの血をあらわしているからです。


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完成したら教会のミサにも一緒にたまごも持っていきます。

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東京千代田区神田駿河台にあるニコライ堂では23時半よりミサが開始されます

23時50分頃になると司祭がろうそくの灯りをまわして行き、自分のろうそくに灯りをつけると隣の人に火をまわして全ての人に灯りが付くようにします。

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24時に教会の外に出て皆でニコライ堂の周りを1周します。

鐘の音が幻想的ですが、風が強くよくろうそくの灯りが消えてしまうので大変なのです・・・

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教会の周りをまわり終わると、教会の入り口の扉の前ではキリスト復活と、日本語、ルーマニア語、ロシア語で声を出してお祝いします。

その後、朝の4時までミサが続き、最後に赤いイースターエッグがもらえます 

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ちなみに、日本で初めてのビザンチン様式のニコライ堂は、江戸東京博物館でもみられます

2015年4月8日水曜日

花祭

今日、4月8日はお釈迦様の誕生日の花祭り
江戸時代も灌仏会という大事な法要の1つで、寺子屋も休みになり縁日があるなど江
戸庶民には大事な日でした。


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近所のお寺も解放されていて2頭の柴犬がお出迎え

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色とりどりの花で飾られた花御堂の中に誕生仏を置き、甘茶をかけてお祝いします。

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甘茶は江戸時代から用いられ、この甘茶でお習字をすると字がうまくなるとか・・・。
この甘茶はお釈迦様が生まれた時に天から甘い産湯が降り注いだといわれる説話にちなんだそう。
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こちらは高円寺の花祭りの様子。寺によって花御堂が違うのでめぐってみるのも楽しい

釈迦は生まれたらすぐに7歩まで歩いて右手を天を差し、左手は地面を差して「天上天下唯我独尊」ってしゃべったそうです。

この右手は天を、左手は地面を差している姿の仏像を誕生仏と呼びます。


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甘茶を振る舞われましたが、後味が大変甘く、今まで飲んだ中で甘いお茶でびっくりしました

羅漢果のお茶にも似ているような・・・ハワイで飲むグリーンティーよりも甘い

2015年4月2日木曜日

第87景 井の頭の池弁天の社

井の頭恩賜公園は小さい頃から、遊びに来ていた公園です。

幼稚園の頃は、母と一緒によくボートに乗ってまったりと過ごしました。

その後、年頃になってボートでデートするとジンクス通りに・・・・。

さあ、そんな井の頭恩賜公園は広重の名所江戸百景の中で一番西の場所にあります。





秋の景なので秋の写真を。奥に山が見えますが、もう見えないですね。松も描かれていますが、現在弁財天の周りには桜が植わっています。

徳川家康が井の頭の池を水源として神田上水を作るように命じました。

この水門橋が神田川の源流。
この弁財天の御堂は1197年に源頼朝が建立したとされています。

徳川の将軍方はここで鷹狩を楽しんでいましたが、ここのお水も楽しみだったでしょうね。
三代将軍の家光がここの湧き水を賞賛し、井の頭と名づけました。
お茶の水の看板があります。



江戸百景のように秋の景色もお勧めですが、桜の時期が一番お勧めです!



ボートにのって桜を楽しみ、弁財天も桜の化粧をまといとても華やかな雰囲気になります。


お茶をするなら付近にある鷹匠茶屋カフェロシアがお勧めです。
カフェロシアはお店の雰囲気が可愛らしく、本格的なグルジアとロシア料理がいただけます。
この日はボルシチをいただきました。



2015年4月1日水曜日

高円寺

歴史が好きな私にとって、散歩は昔からの面影を垣間見る楽しみがあります。

昔からのものと新しいものが入り混じって形成されているものに時代の移ろいを感じ、憧憬を抱きます。

まず私にとって馴染みのある町の高円寺を紹介します。

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高円寺の名前の由来は曹洞宗の寺院「宿鳳山高円寺」に由来します。


3代将軍徳川家光が鷹狩の途中、この高円寺で休憩しました

高円寺で休憩して向かった鷹場は武蔵野市御殿山。

井の頭公園の西側に御殿を作り、吉祥寺の隣の町の三鷹もこの鷹場の村々が名前の由来になっているそうです。


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門には丸に三つ葉葵の徳川葵

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天女と鳳凰の彫物が印象的な本殿。もちろん、その瓦にも3つ葉葵の紋が

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本殿の隣には昇龍と降龍の鳥居があります。

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ちなみに鯉は滝を昇って龍になると中国の故事で言い伝えられていますね。

一方、西欧では、東洋の龍とはまた違いますがドラゴンがいます。

ドラゴンは人間にとって脅威の存在であると考えられています。

吸血鬼ドラキュラ伯爵の元になったルーマニアのブラド・ツェペシュは父親のドラクル公(ドラクルはルーマニア語でドラゴンという意味)にちなみ、ドラクレアと呼ばれ、オスマン帝国の脅威からルーマニアを守りました。

トルコ兵を串刺しにして城壁に見せしめにさらしたことから、吸血鬼ドラキュラの伝説が

生まれました 写真

ブラド・ツェペシュのお城のブラン城のそばで買ったお土産の箱。

つまみを横にスライドさせると・・・


針が付いた蛇が指を差す仕掛けになってます


と、龍の鳥居をみてドラキュラまで飛躍してしまいましたが、高円寺は1枚目の写真のように春には枝垂れ桜がお出迎えをしてくれます

秋には門前の紅葉と寺院の中の樹齢400年以上の銀杏が見頃で、この銀杏は見ごたえがあるのでぜひ訪れてみてください